ご飯の糖質を低減できるとうたった「糖質カット炊飯器」を商品テストしたところ、5商品中4商品で広告などで示されていた低減率を下回ったとする結果を国民生活センターが発表した。品質などが実際より良いと思わせるような表示を禁じる景品表示法に違反する恐れがあるとしている。
商品は、複数の大手通販サイトで上位に表示された商品や家電量販店などで売られていた六つを用いた。このうち5商品は、糖質を含んだ煮汁を排出するなどして構造的に糖質を減らせると称する製品だ。
テストでは、各商品の「通常モード」と「糖質カットモード」で炊飯し、糖質の量を比べた。
糖質カットモードではいずれの商品も使う水の量が通常モードより多く、水分が増えた分、ご飯100gあたりに糖質が占める割合は低くなった。ただ、ウェブサイトなどに低減率が明示されている5商品のうち4商品では、実際の低減率は宣伝文句ほどでなかった。1商品はウェブサイトやパッケージなどに具体的な低減率の記載はなかった。
テスト結果から、1合分の重量や糖質の量も算出した。
その結果、糖質カットモード…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル